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Software Testingなネタを書いてみた。

組織運営で大切なこと

 様々なチームメンバーや関係者とお話する機会がありました。他組織から自組織メンバーに入った方々と自組織の良さについての話題があり、気づいたことがありましたので組織運営で大切なことをまとめてみます。

(1)雰囲気

(1-1)チーム内外の会話が活発

  • 他組織では会話が無い。
  • 懇親会が他組織より多い。

 普段からチーム内外のメンバーと話しやすい状況を作ると、リスク発生しそうなときに迅速に対処できるので、リスク回避が容易になります。また、課題を解決するためのヒントが得られることもあり、ノウハウが蓄積されたり浸透されます。

(1-2) 困ったときに相談に乗ってもらえる

  • 分からないことは、親切に解説したり一緒に考えたりする。
  • トラブル発生時に対応できるメンバーがいる。

 困っていることを放置すると何らかの形でボトルネックとなり、プロジェクトが遅延したり、1つの困っていることが他の困っていることと絡まって問題解決が難しくなりますので、問題の芽が小さいうちにできる限り対処することが大切です。また、心理的負担が軽減されますので、メンタル面が悪化するのを防ぎます。

(1-3)ケンカがほとんど無い

 前述にも繋がりますが、困ったときに話しやすい状況はメンバー間の敬意や信頼があることで成立します。ケンカがあるということは、メンバー間の敬意や信頼が失われているので、リスク回避も問題解決もメンタル面が悪化します。

(2)組織管理者の対応

(2-1)緊急の対応時

 何らかの問題が発生し、状況の確認と問題解決のためにタスクの調整や交渉、認識合わせを緊急で対処する必要があります。電子メールではなく直接相手とFace to Faceで対処することで、リスク回避やリスク悪化を防止することになり、問題のボトルネックが解消されます。

(2-2)フォローの徹底

  • チームリーダに対し、残業時間の状況を確認する。
  • タスク負荷の調整を行う。

 過去、プロジェクトが多忙な状態またはプロジェクトのタスクの負荷が高い状態が続いて体調を崩すことがあり、プロジェクトを進める上でボトルネックになることがあります。また、休職が発生すると想定以上に組織内でプロジェクトの調整やメンバーの追加タスク発生により、組織としては時間やコストの損失がありますので、一部のメンバーにタスクの過負荷がないかモニタリングして、リスクが発生しないようにします。

(2-3)意見や提案を聞き、あるべき姿を議論する。

 プロジェクトでの問題点や課題に対し意見交換や提案することができる環境は、組織管理者やメンバーとの信頼があることが必須です。意見や提案は、問題解決するためのヒントや候補になりますし、あるべき姿を共有するために必要ですので、意見や提案を潰すことは論外です。