「探索的テストで工夫したこと」(1)全体像
昨年9月に開催されたソフトウェアテストシンポジウム2015北海道(JaSST'15 Hokkaido)のライトニングトークスで「探索的テストで工夫したこと」の発表を行いました。これからの議論が発展することを願い、当時私が考えていたことを書き記します。
ライトニングトークス「探索的テストで工夫したこと」の以前に考えていたこと
私が考えていたことのベースになりますので、下記に掲載します。
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ライトニングトークス資料
全体像は、下記になります。
図中の凡例は、下記5点です。
- 白地の四角
抽象度:低の成果物 - 白地の円
抽象度:低のプロセス(行動、やること) - 黒地の四角
抽象度:高の成果物 - 黒地の円
抽象度:高のプロセス(行動、やること) - 赤囲み白地の四角
白地の四角(抽象度:低の成果物)を集約した情報
なお、ET:"Exploratory Testing(探索的テスト)"と略称しています。
図を書いた目的
探索的テストにおける私のイメージを第3者が共有しやすい形で表現し、探索的テストがad hocではなく、状況を考慮した(高度な)考えと行動であることを示したいため。また、テストを極めることは易しくないことを経営層やプロジェクトマネージャに伝え、製品品質に対するテストチームやQA組織が寄与するために考えていることを説明するため。
全体像からの概要
イメージは、探索的テストで多種多様の情報と人の五感をテスター自身が吸収しながら、テストをグルグル実施しているものです。時間軸は、1分から1時間単位でプロジェクトの状況によってまちまちです。
次回
[1]ET実施前について、詳細を説明する予定です。