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MasaoApril's Library.

Software Testingなネタを書いてみた。

「探索的テストで工夫したこと」(4)探索的テスト実施後:学習

exploratory testing LT Exploratory Testing Model

 昨年9月に開催されたソフトウェアテストシンポジウム2015北海道(JaSST'15 Hokkaido)のライトニングトークスで「探索的テストで工夫したこと」について、当時私が考えていたことを数回に分け書き記しています。

以前書いたこと

masaoapril.hatenablog.com
masaoapril.hatenablog.com
masaoapril.hatenablog.com

[3]探索的テスト実施後:学習

 下記について書き記します。

 図中の凡例は、下記5点です。

  • 白地の四角
    抽象度:低の成果物
  • 白地の円
    抽象度:低のプロセス(行動、やること)
  • 黒地の四角
    抽象度:高の成果物
  • 黒地の円
    抽象度:高のプロセス(行動、やること)
  • 赤囲み白地の四角
    白地の四角(抽象度:低の成果物)を集約した情報

なお、ET:"Exploratory Testing(探索的テスト)"と略称しています。

合否判定基準

 合否判定基準となるのは、「製品のあるべき姿」がベースになります。例えば、製品やサービスがあることで人やモノの流れ、社会システムにどう変化するかを企画書からくみ取ったり、仕様を検討しているエンジニアが思い描いているものを聞いてみたりします。また、バグが発生することにより人やモノの流れ、もしくは社会システムにどのような影響があるか、想像します。
 「製品のあるべき姿」と前回の探索的テスト実施中:観測で得た情報から、テスト実行結果がOKかNGかを総合的に判断します。

問題点

 当時、「過去の経験知」「損失」「感情」が絡み合って具象化したものが問題点であると考えていました。前述の3点の他に要素があると思いますが、その要素が何か言語化できないため、モヤモヤしているところです。

「過去の経験知」

 バグの発生原因やプロジェクトの失敗事例を挙げましたが、一言で言えば苦い経験です。製造業のメーカーで安全衛生教育として定期的に実施しているKYT(危険予知トレーニング)の絵(「何の危険がありますか?」「このあと、作業者はどうなると思いますか?」)をイメージしていました。

「損失」

 過去のプロジェクトや航空会社の搭乗システムが止まってフライトができないような社会的なニュースから、何の損失があるか考えたときに「時間」「金銭」「健康」の3点を見いだしました。

「感情」

 例えば、オンラインゲームで課金したのにバグが原因でレアアイテムが入手できないことや株取引中に異常な取引データが発生して損したといった機会損失を発端とした「悔しい」があったり、画像データが消失したことで過去の思い出が一気に無くなったときの「悲しみ」があります。

次回

 これまでの話を統括しようと思います。