MasaoApril's Library.

Software Testingなネタを書いてみた。

JaSST'13東海SIG(3)

前回の続きです。

念のため、下記再掲します。

『私が定義する「探索的テスト」』の4要素のうち、後半2要素について説明します。

(3)テストチャータを用いたテスト実行結果から、
次に実施するテストケースを検討し、テストチャーターを動的に変化。

テスト実施フェーズでは、仕様の不具合や不具合修正後の挙動が刻一刻と変化しますので、
変化に合わせたテストが必要です。
変化に合わせたテストを実施するには、
スクリプトテストや探索的テストのテスト実行結果から、
次に何をテスト実施するのか方針を決めますので、
テストチャータを変化させる必要があります。

(4)テスト実施結果やメンバーからの開発情報を積み重ねつつ、
学習しながらテストを実行。

過去のプロジェクトで、
インシデントレポートの内容を毎朝のミーティングで共有し、
メンバー間でどのようなテストを実施すると更なる不具合が検出できるか、
5~10分程度議論したところ、定時前に更なる不具合が検出されることが度々ありました。
プロジェクト終結後、なぜ不具合検出が度々あるのかふりかえったところ、
インシデントレポートの話題を毎日していたことに気付きました。

不具合情報の精度を高めるためには、メンバー間で"Face to Face"のコミュニケーションが重要です。

次回は、「JaSST'12東海SIGでの気付き」の【1.情報源】について述べます。