JaSST'13東海SIG(25) 探索的テストの5要素:第3要素『テスト実行』
今回は、JaSST13'Tokai SIGで(時間不足で)触れなかった「探索的テストの5要素」の第3要素『テスト実行』です。
探索的テストを探索する from Masao Tsuzuki
第3要素:テスト実行
・どのように製品が動作するかについて
(1)仮説からの情報を利用し、
スクリプトテスト及び探索的テスト実施時、
「過去に検出したバグと似た条件で手順を踏むと別の機能でバグがあるのでは?」
「テスト実施しているうちに、入力のバリエーションが数パターンあることに気付いたが、誰も試していないので試してみようか?」
「何度も操作した時にLEDや画面の値といった出力を監視したとき、500msの間に奇妙な状態が観測できるのでは?」
といった仮説を休憩時やミーティング中に思い浮かんだら、忘れないうちに記録したりテスト実施したりします。
(2)振る舞いを観測し、
どの振る舞いを観測するか1~2の出力を決め、自動的に出力を記録するかペアで見るか観測方法を決め、一定時間集中して振る舞いを観測します。
(3)製品を操作する。
操作のバリエーションを変えながら、(2)を行います。
次回は、「探索的テストの5要素」の第4要素『経験則によるテスト』を書きます。