WACATEスピンオフ加速したい人と語る分科会vol.2(2)
前回は、WACATE2013冬 分科会 vol.1「加速したい人と語るWACATE Before/After」についてでしたが、今回は本題の『WACATEスピンオフ 加速したい人と語る分科会 vol.2』です。
参加動機
参加前に「何故、加速したいのか? 」を考え、下記の想いがありました。
- やりたいことを拡げたい
- 可能性を拡げたい
- 未開の地を開墾したい
- 問題解決の引き出しを増やしたい
- モチベーションの維持と向上したい
- メンバーと成長したい
「何か取り組むなら、楽しみたい 」という想いがあり、「誰も取り組んでいない分野(自分たちでチャレンジしたいこと)」と「現場の問題を解決」を結びつけようと考え、加速されている方々及びこれから加速する方々の『考えていること』『感じていること』『苦労しているところ』『取り組んでいること』を対話することで、多くの気付きを得ようと思い参加しました。
また、下記の要素も大切ですので、対話を通じて取り組みロードマップを一考するきっかけにしようと思いました。
- 加速するためのよい習慣
- 前向きな気持ち
- 「成長している」と実感できるきっかけ
大まかな流れ
- 自己紹介
- モチベーションをグラフ化
- 付箋紙でブレスト(いくつかのテーマで意見や気付き、感じたことを付箋紙に書き、模造紙に貼る)
参加を通じて感じたキーワード
- モチベーショングラフ
- 継続
- 機会
- 伝え方
- 考え方の考え方
私のメモや付箋紙でブレストした内容をマインドマップでまとめてみたところ、
上記5つのキーワードがあることに気付きました。
今回は、「モチベーショングラフ」について述べます。
なお、「モチベーショングラフ」についてマインドマップで下記にまとめました。
オリジナルサイズは、こちらです。
モチベーショングラフ
上がる要因
きっかけ
(1)行動
(1-1)社外へ出る
・新しい世界を知る
一歩踏み出した方の話では、「何か刺激を受ける」「見えるところから変わっていく」「悩みが増える」「発散系(型)、収束系(型)」「学びへの興味」の要素で変化を感じていました。
「何か刺激を受ける」ことで、「見えるところから変わっていく」ところの感度が鋭くなって、点と点であった事柄が線となり面に広がることで「悩みが増える」ことに気付き、「発散系(型)、収束系(型)」で課題を特定した上で「学びへの興味」に繋がるのではないかと思います。
また、WACATEやJaSSTに参加することでみんなと盛り上がり、みんなとの繋がりを持つことで更に新しい世界を知ることになると思います。
(1-2)成長につながること
何かを取り組んでみることとして、「マインドマップを書いてみてテスト分析」「テスト技法を試してテストケースをすっきりまとめる」「探索的テストというテストアプローチでテストケースで検出しにくい不具合を見つけたり」することで、成果の形で効果が出て社外発表することへ繋がったり、勉強会やシンポジウムなどの懇親会で「blogを毎週書いてみては如何でしょうか?」とアドバイスがあって実際に行動に移したり、JSTQBの試験勉強を通じて学ぶことで、日々の成長に繋がると思います。
(1-3)環境を変える
組織で閉塞感があって加速しない/成長しないと感じたとき、転職や異動といった環境を変えることも、時には必要かもしれません。
(1-4)いろいろ話してみるとおもしろい
話すうちに新しい世界が拡がっていく感じがします。
(2)価値は他人が決める
私も何度か、「自分には価値が無い」と悩んでいる時期が多々ありました。しかし、「周りと話すこと 」で「自分が取り組んだことの価値」に気付いたり、知らず知らずのうちに「場によるもので加速してる」ことに気付いたりします。
(3)楽しい仕事が増える
(1)の行動に伴って、スキルが伸びる傾向にあります。楽しさを見つけることも大切です。
(4)ビジョナリーの存在
私がテスト技術を極めようと決意したのは、会社主催の講演会に電気通信大のにしさんの講演があり周りがベテラン勢の中、何とかしたいという想いで聴講しました。聴講後、テスト仕様を工夫しようと書籍を購入して試行錯誤することにしました。
想い
(1)危機感(焦り)
社外勉強会に参加すると、「危機感(焦り)」があり、「やらなきゃいけない環境」を作り、「自分への問いかけ」することで、自分は何をやるべきか、課題が見つかります。
(2)公私ともに充実させたい
開発現場で何とかしたいという想いの背景には、「公私ともに充実させたい」という要素があると想います。
(3)世界一いっちゃう?
何かに取り組むのであれば、「世界一いっちゃう? 」という気迫で進めることも必要と想います。
(4)チームの加速
(3)と連動しますが、独りで取り組むよりはチームで加速したほうが、加速感が変わると想います。
(5)気持ちの上下
私も何度も何度も落ち込む日々ですが、「下がっても這い上がる!たとえ、加速していない時があっても」ということを忘れないようにしています。
下がる要因
人間関係
自部署にずっといると人間関係にこじれたとき、モチベーションが下がっていく一方でした。しかし、社内でも別の部署や社外に目を向けると、モチベーションが下がり続けるスパイラルから脱却できるのではないでしょうか?
スランプに陥る
何かに取り組むとスランプの時期が訪れます。そのときは、上述の上がる要因から、スランプ脱出の糸口を見つけるとよいです。
次回は、「継続」について述べます。