WACATEスピンオフ加速したい人と語る分科会vol.2(4)
前回は、「継続(前半)」でしたが、今回は「継続(後半)」についてです。
参加を通じて感じたキーワード(再掲)
- モチベーショングラフ
- 継続 ←今回(後半)
- 機会
- 伝え方
- 考え方の考え方
今回は、「継続(後半)」について述べます。
再掲しますが、「継続」についてマインドマップで下記にまとめました。
オリジナルサイズは、こちらです。
継続
習慣
定期的に自分をたなおろしする
(1)定期的にモチベーショングラフを描いてみる
定期的に自分の状態を見ることがほとんど無かったのですが、過去10年のエピソード記憶から75mm×75mmの付箋に書いてみたら、社外活動開始前後でモチベーションの傾向が右肩上がりで、自分を再発見するおもしろさがありました。また、参加者のモチベーショングラフを見ながら何の出来事があったか話を聞くと、様々な経験があり喜怒哀楽や成長の足跡を感じ、これからの長期ロードマップを考える基礎になると思いました。
四半期毎にふりかえり、何らかの気付きを発見してみようと思います。
(2)体系化された知見を読み返す
社内外で学んだこと/気付いたこと/感じたことのメモを読み返すと、当時の状況を思い出すと共に「今の自分なら、○○を考えて△△の判断を行い、□□の行動するだろう」と思考やスキルなどの変化に気付くことがあります。自分の強さや弱さが明確になる場合もありますので、次の時期までに「苦手な●●を■■をトレーニングして克服したい」「▲▲と◇◇を組み合わせて、強みを引き出したい」といった、これからの短期ロードマップを考えるきっかけになると思います。
(3)何が足りないかの自己分析をする
(1)と(2)を集約すると、「何が足りないか?」という自己分析のための情報源となります。私が参加時に思ったのは「他分野の知見も必要」ということです。以前、社外勉強会メンバーの方から視野が狭いと指摘がありました。社外の方との話を通じ、「自分の考えが浅はかだな」と意識し始め、興味があるテーマを探索してみようと思います。
(4)中・長期の目標を定める
(1)や(2)と重複しますが、自分の状況(立ち位置)を把握した上で「(3)何が足りないかの自己分析をする 」ことで、加速するためのマイルストンを設定してみようと思います。
健康であること
私も見落としがちですが、健康は活動の源泉もしくは原資であり、損なってはいけないと思いました。また、活動源泉になる身体作りも必要だと痛感しています。ランニングやサイクリング、ウォーキングでもいいので、身体を動かして活動源泉になる身体作りを習慣づけようと思います。
考えていること、思っていることを週一で書く
(1)迫る締切
本blogは、毎週日曜日の夜に定期的に更新するようにしていますが、時間的制約を設けることでメリハリのある計画を自然と立てられるように習慣づけるようにしています。最近気付いたのですが、継続するためには、一定のリズムが必要ではないかと思います。
(2)見直してみよう!
今でも上図のループをぐるぐる回っていますが、前項の『定期的に自分をたなおろしする』を定期タスクとしてふりかえると、ループを絶つきっかけとなるヒントが出てきます。
(3)例えば...
「ブログを続けるのはしんどい」という声が参加者から挙がりました。私も初めてblogを書き始めたころ、続けることの辛さを経験した後、再び再開するときは毎週定期的に書くまでに至りました。
「どうやったら続くのか?」に対する私なりの考えは、下記3点です。
[1]小さな工夫でよいので、アウトプットを続けてみる
アウトプット先は、裏紙のメモでもfreemindやiMindmapのツールで書いたマインドマップでも、社内の技術ドキュメント、社外発表スライドでも構いませんので、自分の脳の中にあるものを外部記録媒体がよいでしょう。外部記録媒体を後日見直すと、新たな気付きやアイディアが浮かぶことがあります。
[2]blog書きの最初の一歩として、書くネタを集める&まとめる
twitterのつぶやきを『キーワード』『気になったこと』を日記やマインドマップでメモに残すことです。また、『感じたこと』『調べてみたこと』も小さなドキュメント(自分用wikiなど)を書き出して、MECEに要素を分解して整理するとよいでしょう。
[3]少しずつ積み上げる
本blogを続け始めたとき、自分のネタが貧弱で成長を感じることができない状態がありました。しかし、書き出して後日見直すと新たな気付きだったり、問題解決のヒントになることがあります。私も先日、前回書いた内容を読み直し、自分の悩みに対する解決のヒントを少しですが得ることができました。書かなければできなかったことですし、今の自分の成長を実感することは永遠と無かったかもしれません。
加速する人の特性
一言で言うと『Challenge』と思いました。歴代のBPP賞受賞者のセッションの聴講を通じ共通していることは、開発現場の問題を把握し、どのように解決するかを考え、躊躇無く『Challenge』することです。また、「知る」行動として、質問の切り口も本質のところを突いていると感じています。
失敗を恐れない
WACATEは失敗の場/失敗から学べることをや次に繋げることを考える/社外活動=素振りの場/レビューしてもらう
WACATEに限らず社外勉強会は、思考を試行する場と思います。ふりかえり時に、何に失敗したかメンバーと共有ができ、次に繋げるための課題が見つかることもあります。逆に失敗を恐れて萎縮すると思考停止状態になり、何も進められなくなります。
また、社外勉強会コミュニティ活動で発表資料や原稿を何らかの形でアウトプットしないと次に改善するポイントが分からないので、失敗を恐れずにレビュー頂くこともあります。レビューの指摘から気付きが得られれば、成功に繋がるトリガーになるはずです。
思考
思考の傾向
社外勉強会で発信されている方の話を通じて思ったのは、発信する内容が分かりやすいことです。特に考えの筋道が整理されている傾向があることに気付きました。一方、私はとある懇親会の場で「ネタはいくつか持っているが、他人に説明し辛い」という話を頂くことがあります。様々なところで似た話を頂くことがあるので、これまでの活動を通じて工夫したことを下図にまとめてみました。
(間違っているかもしれませんが)「癒着」→「剥離」→「融合」のサイクルで思考が洗練されると思いました。
アイディアを付箋に書いて、A5ノートに貼り付ける
以前、WACATEなどの場で参加者から、アイディアの書かれた付箋の貼る場所を何回か変えて論理構造を整理して、発表資料にまとめたという話を聞いたことがあります。思考過程から学ぶことがあり、継続して思考するためには必要なことと思いました。