WACATE2014夏(2):「特別セッション:テスト設計コンテスト'14 優勝チーム講演」
前回は、6/21(土)~22(日)に開催されたWACATE2014夏のBPPセッションでしたが、今回は「特別セッション:テスト設計コンテスト'14 優勝チーム講演」をまとめてみます。
(※夜の分科会については、後日内容をまとめた上で投稿する予定です。)
特別セッション「テスト設計コンテスト'14 優勝チーム講演」
(1)アーキテクチャとは?
- 設計思想
- 基本設計
- アーキテクチャは、目に見えない
→(ソフトウェア)内部にある
(2)成果物
アーキテクチャビュー
- DFD
- 配置図
- フィーチャー図:将来変わるもの/変わらないもの
(3)何故、複数のビューが必要か?
複数のステークホルダがいる
- マネージャ
- リーダ
- 担当
(4)関心事
ある程度決まっている。建物で例えると、「俯瞰図」「構造図」など。
(5)成果物
関心事を適切なビューとして表現
- テスト対象の適切な分割
- テストアイテム間の関連
(6)ポイント
・関心事
「現場の悩み」
・伝えたいこと
- 他分野を含め知見を調べよう
- 関係者との目的意識は大切
- 合意形成は大切
(7)話題1
・アーキテクチャって何?
書籍:システムアーキテクチャ構築の原理 -ITアーキテクトが持つべき3つの思考-より
- 意図して構造が選ばれている
- 関係者:ニーズを持っている、期待している
- 構成(部品と構造)
- 計画もプロセスも同じ:WBS、プロセス関連図
- 原理:段階的詳細化
・関係者、ニーズ
- 多様性がある
- 関係者に理解しやすいようにビューを与える。
- 関係者に無関係なビューは無い。
・意見が合わない
- 前提が違う
- 世界観が合ってきて意見が合ってきた
- 違いが分からない
(8)話題2
・設計の3要素
- 目的
- 要素
- 要素の関係
全体構成から段階的に決める。
・他人の成果物のコツ
- 明示的でなくてもスタイル選択の意図がある
- 関係者に自分たちも含む
- 選択は自分たちの実力も考慮
所感
テストアーキテクチャのイメージがよく分からないですが、「関心事」をビューとして表現することで、テストの「目的」と「手段」が明確になると思いました。また、チームでの意見が合わない時期があり、すり合わせに苦労されたとのことですが、自社の課メンバーでも意見が合わないことが多々あるので、テスト設計コンテストの敷居の高さを感じました。テスト設計よりは、チームビルディングが重要ではないかと痛感しました。