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Software Testingなネタを書いてみた。

テスト工数が削減されたときに工夫すること

 プロジェクトは、チーム内/チーム外(技術営業などの他部門メンバーや納品先のお客様)の状況によって、開発(設計)の工程で遅延が発生することがあります。製品をリリースする時期が契約により決められている場合、納期を延ばすことができないのでV字開発モデルの右側(テスト)の工数は減少します。
 テストチームはテスト工数が減少する状況に合わせ、何らかの工夫が必要となります。

複数のテストケースを1つにまとめる

 テスト実行手順が同一もしくは類似しているテストケースは、テスト実行前に設定する項目が1ヶ所のみ変更する内容であれば、設定する項目を「全てデフォルト」「複数の箇所を変更」に留める。

テスト結果からテストを打ち切る

 例えば確認したい機能を10件実施するとき、サンプリングで1~2件実施し、バグが見つからない場合は、残りの8~9件を実行するのをやめる。

最低限必要な機能のテストに絞る

 製品をリリースする時期が決められている場合、納品先のお客様が必ず使用する機能が把握できていれば、その機能のテストを重点的に行い、それ以外の機能は数件程度のテストを行う。

最後に

 上記は、リスクを残した状態でリリースするので、リスクが発生したときの体制やテストを実施しなかった機能をいつテストするか、プロジェクトで決める必要があります。