MasaoApril's Library.

Software Testingなネタを書いてみた。

JaSST'13東海SIG(2)

前回予告していたSIGの詳細について、連載として解説します。

今回は、下記内容です。

『私が定義する「探索的テスト」』の4要素のうち、前半の2要素について説明します。

(1)過去プロジェクト&類似プロジェクトの
「テスト実施結果」「インシデントレポート」「市場不具合」等、
ありとあらゆる情報を収集。

探索的テストの成功の鍵は、『情報』を制覇することです。
空軍で例えるならば、電子戦

SIGでもどのような情報を収集すればよいのか議論になりましたが、
様々なメンバーと議論しながら、私なりに考えてみます。

(2)テスト対象の「弱点」「教訓」「変化」の要素を抽出し、
テストチャータ(指示書、ガイドライン)として利用。

テスト対象自身やテスト対象の周りの状況を把握するための切り口が必要となりますが、
特に「弱点」はソフトウェアの欠陥情報を活用できる仕組みが必要と考えます。

個人的には、
特定非営利活動法人(NPO法人)ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER:Association of Software Test EngineeRing)
のプロジェクトファーブルでの議論内容に注目していますので、議論内容をベースに体系的に考えてみます。

次回は、『私が定義する「探索的テスト」』の4要素のうち、後半の2要素について説明します。