JaSST'13東海SIG(21) 「何故、探索的テストを行うのか?」
SIGでの議論内容(6)
前回の議論内容は、「どうすれば効果的に探索的テストができるのか?」でした。今回の議論内容は、「何故、探索的テストを行うのか?」です。
何故、探索的テストを行うのか?
時間の都合上、深い議論は実現できなかったのですが、
「次のテストに繋げる」
という意見が出ました。探索的テストは、学習した結果を次のテストへ活用することでバグ検出効果を改善したり、スクリプトテストの内容をブラッシュアップすることができます。
次に繋げる情報として、「インシデントレポート」の情報が挙げられます。例えば、バグ発生に至る手順や条件は、違うセッションの探索的テストで、類似バグを探索するときに応用できそうですし、探索時に考えたテストケースや観点は、スクリプトテストの一要素として取り込むことで、テストのバリエーションが豊富になります。 次のテストに繋げるため、「インシデントレポート」から学習した内容を整理する方法として、KJ法が挙げられます。
次回は、「議論のまとめ」について書きます。